会話の間が怖い


会員の男性と話していて少し気にかかることがあったので「どんな風にお見合いでは話しているの」と、たずねてみました。 なぜこんな質問をしたかというと、彼は話し始めるとけっこう一方的に話すくせがあるからでした。

「いや、会話の間が空くと白けた感じがするので、とにかく僕が少しでも間があきそうになると間を埋めるために一生懸命に話し続けるんですよ。 気を使ってめちゃくちゃ疲れますよ」。彼は今までに数回お見合いしたがうまくいきません。どうやらその理由は、 会話のキャッチボールがうまくできないことにあるようです。

「あなたの話を一方的に聞かされているお相手もかなりしんどいと思うよ。相手がしゃべらないと、どんな人かよくわからないじゃないの」
「でもしゃべってくれないので」
「それは話しやすいような状況を、あなたが作り出していないからだと思うよ」
「どうやったら、そんなことができるようになるのですかね」
「これは慣れるしかないので、普段から話すことばかりに気をとられるのではなくて、もう少し相手の話を引き出すことに気を使えばいいと思いますよ」

昔から舞台では間が一番大切と言われています。相手の言っていることを聞いて、自分なりに咀嚼してから、言葉を出すまでの時間、 それがその人の独特の間となり個性となります。名優の間は何ともいえない心地よさと色気が漂うものです。 相手の話をちゃんと聞く姿勢が、相手に一番安心感与えると思います。

人とちゃんと向き合って話すのは確かにしんどいことです。でも、そこから目をそらしては互いの信頼は生まれません。