積極的な婚活


「あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。○○さんとの件ですが、お互いに2人で協力して生きていく約束をいたしました。 御世話になりました脇さんにご報告と今後の相談に2人で伺いたいと思っています。」

新年早々何よりも嬉しい知らせがメールで届きました。
お二人とも私どもの会員さんで、昨年八月にお見合いして交際がはじまり見事ゴールインしたのでした。

お二人仲良く挨拶に来て、これからの結婚式や披露宴のこと、結婚指輪とか衣装のことなど色々な話をしました。その間中、お二人のアツアツぶりにあてられっぱなしでした。
二人の間に目に見えない確かな絆が結ばれているという感じがしました。
お二人とは本当によくコミュニケーションを取りながら婚活を共に進めてきました。
交際がはじまって私のサポートがあまり必要なくなると、今まであんなに頻繁に相談来ていたのに、ぱったりとこなくなりました。 私はほっとしたのと同時に、少し寂しい気持ちにもなりました。

男性は三十代後半で県外出身者でした。彼がはじめて相談所を訪ねてくれたのは昨年の四月のことでした。
最初の印象はきれいな標準語を話すし、こちらではあまり見かけないタイプの人だなと思いました。
学歴も年収も仕事ももうしぶんなし、なぜこの人に彼女がいないのかと不思議なくらいでした。 よく話しを聞くと、遠距離恋愛がうまくいかず一人になったので香川で結婚相手を見つけようと決心して相談所に来たそうです。

彼はとても積極的でイベントにも参加し、お見合いも自らアプローチしていました。
もちろん彼への女性からのお申し込みも多く、その都度、相談しながら活動の作戦をねっていました。
時にはお見合いがうまくいかず、へこむこともあったので、馬鹿話をして励ましたりもしていました。

彼のいいところはとにかく素直で、つねに前向きに行動することでした。密に話し合っていたので、彼の状況もよくわかり、アドバイスもやりやすかったです。
彼から言われていたのは、十月から仕事が忙しくなるので、できたら九月中にはお相手を決めたという希望がありました。

彼女は三十前半で地元の人でした。
はじめてお父さんと一緒に相談所にこられたのは昨年の六月はじめのことでした。
お父さんは娘さんの結婚を本当に気にかけており、私の人生の最後の勤めとまで言っていました。
彼女がお父さんの隣で、静かにうつむき加減で聞いている姿を今でも覚えています。
色白で清楚な感じのするとても綺麗な女性です。彼女にも何人もの男性からお見合いの申しこみがありましたが、 いきなり一対一のお見合いよりもツアーなどのイベントの参加を希望していました。

はじめて出たイベントが七月のバスツアーでした。結婚するお相手もイベントには参加していたのですが、その時には、別の男性とマッチングしてお見合いになりました。
ただし、その後の交際にまではいたりませんでした。
男性もその段階では、たまたまお見合いを申し込もうとしていた人がいたので、ツアーでは積極的にアプローチしていませんでした。
本当に縁とは不思議なものです。男性のお見合もうまく成立しなかったので、今後について二人と個別に相談する機会をとりました。 話しの中で、お互いがツアーで気になっていたことがわかり、すぐにそのことを両方に伝えました。
それからお見合いから交際へ、そして婚約へととんとん拍子に進んでいったのです。

二人の婚活は、これから活動を始めようとする人のお手本みたいです。
3ヶ月から5ヶ月でお見合いを数回して、イベントにも積極的に参加。 その都度、結果を踏まえて私とミーティングして計画を立て、実行していくプラン、ドゥー、チェックをくりかえしました。
紆余曲折はありましたが、出会うべき人と巡り合って、交際を深め十ヶ月足らずで婚約が決まりました。 この成果は、二人の「結婚したい」という強い意志と積極的な活動により得られたものです。
相談所はあくまでその背中をそっと押す役目でしかありません。

ご報告の後にも、こんなメールが届きました。
昨日はお忙しいところ相談にのってくださり、ありがとうございます。 彼女が脇さんのことを「相談所というよりか、親戚の家に行くような感じだね」と言っていました。今後ともよろしくお願いいたします。

相談所はめでたく退会ですが、仲人という立場は一生続きますので、こんな私でよければいつでも相談にのらせてもらいます。 これからは結婚相談ではなく生活相談所として、末永くおつきあいさせてもらいたいものです。お二人さん本当におめでとう。