あなたと一緒に暮らしたい
2013年6月11日
二か月で入籍するカップル
日曜日に4月24日からお見合いで交際している男性から一本のメールが届いた。
「明日退会手続きに行きます。
ご都合のいい時間を教えて下さい。」
彼女との交際がうまくいかず、傷心して退会するのかなと思い彼に急いで電話した。
「どうしたの 何かあった」
「はい 入籍するので退会します」
じぇ じぇ じぇ
びっくり仰天、そんなに早く進行するとは思いもよらなかった。
男性はパーティーなどに参加して、コツコツ真面目に婚活に取り組む不器用だけど誠実な37歳。
女性は高校卒業後ずっと仕事続けてきて、自分の居場所が欲しくなり婚活を始めたばかりの37歳。
二人はなんとなくウマが合うのではと私がお引き合わせさせてもらった。
それから約1か月半の間に何があったのか知りたくて、お祝いのお食事会に二人をアリスイン高松のディナーに誘った。
美味しいお酒と食事を食べながらこれまた最高の成婚物語を聞かせてもらった。
二人は年齢も近かったので、会った最初の数時間は緊張したけれど、その後は昔からの知り合いのようごく自然に楽に会話が弾んだそうだ。
そして、彼女が仕事で体調を崩した時に、彼が仕事を終えて彼女を仕事場まで迎えに行って家まで送り、 車中で寝て次の朝に彼女を仕事場まで送って、それから自分も仕事にでかけたことがあったそうだ。
しかもごく当たり前の行動という感じだったのだ。
彼のその行動に彼女はぐっと心を惹かれ、
「私、あなたと暮らしたい」と素直な心で彼に言えたとのこと。
それからは親へのあいさつ、両家の顔合わせとトントン拍子に話が進んだのだ。
そして、出会って2か月後の6/24に入籍することを二人で決めたのだった。
「私、婚活はしてたけどどこかで結婚できるとは思っていなかったんです。
今、とても不思議な気持ちです。脇さんが思うようにはいかないけど、続けて、たら思いもよらぬことが起きる、と言ってたのをずっと嘘だと思ってたけど、本当だったんですね」
結婚していく女性のほとんどがこの言葉を語る。
それは、結婚が一人でできるものではない事を如実に物語っている。
結婚は二人が起こす奇跡の化学反応なのだ。
想像を超えているから不思議でたまらないのだ。
楽しい時間はあっという間に過ぎていく。気が付くと2時間以上たっていた。
二人は食事する時以外はずっと手をつなぎっぱなし。
新婚さんいらっしゃいのカップルが去る時と同じように手を仲良く繋いで帰っていった。
この二人は相手の幸せのために努力する覚悟ができている素晴らしい夫婦だと思った。
私はこの幸せの余韻に浸りながら、家路についた。