不妊治療の理想と現実
キャスターの涙
NHKのニュース深読みの今日のテーマが「不妊治療の理想と現実」でした。
不妊治療に取り組んでいる皆さんの苦悩とその現実を知らせてくれるとても意味深い番組でした。
卵子は老齢化し35歳を過ぎると妊娠する確率が大きく低下すること、 今年かの春から、42歳までにしか不妊治療の国の助成金が出なくなったことを伝えていました。
そして、不妊治療を体験した方から心も体も財布もボロボロになるという実態も語られていました。
そして、男性社会に組み込まれた女性が仕事を頑張れば頑張るほど結婚して子供を産むという自然な流れに乗れない現実。
まして高齢出産のリスクを知らなかった人たちは手遅れになってしまった怒りをどこへぶつければいのかわからないのです。
この番組のメインキャスターでいつも明るくくったくのない笑顔を振りまいている人気アナウンサー小野文惠さんが、 こみあげてくる涙をこらえきれず「この番組のディレクターも私も気がつけばもう子供が産めない40代後半になっていました。無念です。
この「無念」をいい方向に変えるパワーに変えたいと思いこのテーマをとりあげました」と話していたのがとても心に響きました。