束縛されるのが重荷に
婚約直前の踏み絵
婚約直前の女性から相談がありました。
その内容は交際している男性の干渉が強すきて束縛されるのが重荷になり始めているとのことでした。
まめに電話やメールしてくる彼は、彼女からの返答が遅れたり、 彼女が友達と食事にいったりしてデートができないと、その理由を事細かに聞いてくるそうです。
その執拗さに少し疲れ始めたので、どうすればいいか相談に来られたのでした。
浮気している男性にこの傾向がみられるのを私はよく耳にします。
つまり自分が後ろめたいことをしているので、お相手もそうだろうと疑ってかかっているのです。
今回のことがそうだとは限りませんが、束縛が猜疑心の裏返しであることだけは間違いありません。
私がアドバイスしたのは、もう一回だけチャンスを彼にあげてはどうかということです。
つまり、私から彼女の今の気持ちを彼に正直に伝え、自分の悪い癖を直すのか、 それとも今のままの自分を変えず彼女を失うのか?
その選択をしてもらうということです。
そして、彼が今の自分を変えられなければ婚約を破棄したほうがいいと伝えました。
そんな余裕のない男性と、長い人生を楽しく過ごせるはずがないからです。
男性も女性にも言えることですが、相手がいつでも逃げ出せるような非常口だけは設けてあげましょう。
万が一の場合は逃げ出せるという心のゆとりは大切だと思います。
ただし、その非常口は一生使わないほうが一番いいのですが…。
瀬戸内寂聴さんが言ってました。
最初に結婚したお相手が一番、それからだんだん落ちていくと。含蓄のある言葉ですね。